コンタクトの装用中は、裸眼の時に比べて瞳が乾燥しやすくなります。原因はソフトタイプと、ハードタイプで異なります。ソフトタイプは、水分を必要とする素材で作られているため、装用することで涙が奪われることが原因です。一方、ハードタイプはレンズの縁から涙が引き込まれて周辺の涙の量が少なくなることが原因です。
目薬はコンタクトユーザーのマストアイテム
裸眼用の製品は、時間の経過によって品質が落ちないように防腐剤を使っています。これによって、長く使用し続けることができます。しかし、防腐剤の成分はレンズに吸着することで変形させ、寿命を短くする可能性があります。また、吸着した防腐剤が原因で角膜が傷つき、トラブルになるリスクがあります。このリスクを考えて、専用の目薬には防腐剤が含まれていません。悪影響を心配せずに使えます。
ただし中には、クリアレンズには使えてもカラコンに使えない製品があります。カラコンは、ソフトタイプのレンズに、着色剤を使って色をつけています。カラコンに使えない製品を使ってしまうと、レンズが変色してしまう危険性があります。「すべてのコンタクトレンズ」に使える製品を選んで使いましょう。
うるおいを補充する目的なら、ロート製薬の「ロートCキューブプレミアムモイスチャー」が、カラコンを含むすべてのコンタクトに使えます。「ヒプロメロース」という成分が、瞳にうるおいを留めてくれるので、目の乾燥を抑制します。さらに、角膜を保護する「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム」も配合されています。
詳しい効能は、ロート製薬のブランドサイトをご確認ください。
裸眼用とは効能が違う？
一方、コンタクト用はコンタクトユーザーに多い悩みである “乾燥”を防ぐ効能を持つものがほとんどです。さらに、瞳にうるおいがプラスされると、角膜とレンズの摩擦が軽減されるという効果もあります。
もちろん中には、目の疲れを軽減してくれる効果を持つ商品もあります。ロート製薬の「Vロートコンタクトプレミアム」はその1つ。コンタクトユーザーに多い眼疲労の原因を改善してくれるビタミンA、ネオスチグミンメチル硫酸塩、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、タウリン、ビタミンEといった成分が含まれています。
他にも、製品によって効能は様々。目の悩みに合った効能の製品を使ってください。
正しい使い方を解説
例えば、使用する前にハンドソープで手を洗っていますか？目薬は、まぶたを指で開いて点眼します。この時、瞳の中に雑菌が入らないように、事前にハンドソープなどを使い、しっかりと手を洗わなければなりません。
特に最近は、新型コロナウイルス感染症が流行していますね。日本眼科医会によると、目からのウイルス感染による病気の発症を避けるためには、使用の前後に、十分に手洗いをすることが大切だそうです。さらに、他の人と目薬を共有することにも注意が呼びかけられています。
“Q6 普段から点眼薬をさしている場合、何を注意すればよいでしょうか。
目薬をさす前と後に、十分に手洗いを行ってください。他の人と、目薬を共有してはいけません。”
引用元：[PDF]新型コロナウイルス感染症の目に関する情報について（国民の皆様へ）（日本眼科医会）
細菌は、容器の先からも入り込む可能性があります。さす時に、容器の先にまつげやまぶたが触れないように注意してください。もちろん、指で触れてもいけません。
意外と知られていないのは、1日の使用回数に上限があることです。飲み薬を過剰に服用すると危険であるように、目薬も1日のうちに使い過ぎるとトラブルの原因になり危険です。適量は1日4～5回程度です。使い過ぎに気を付けましょう。
使用回数を減らすためには、瞳の乾燥を抑える工夫をしましょう。例えば、装着液というケア用品があります。装着液の中には、装用前のレンズに垂らすことで、時間の経過による乾燥を防いでくれるものがあります。他には、意識してまばたきをする回数を増やすことや、エアコンの風が直接あたる場所を避けることなども、瞳の乾燥対策になります。
目の乾燥に強い、「アキュビューオアシス」のようなコンタクトを使うのもおすすめです。涙に似た保湿成分が、瞳を乾燥から守ってくれるので、夜になっても乾燥を感じません。
現在、送料無料キャンペーンを実施しているLenszeroという通販サイトなら、アキュビューオアシスが送料無料のお得な価格で購入できます。この機会に試してみてはいかがでしょうか？
※2021年3月4日時点の情報です。実際の送料は通販サイトをご確認ください。
購入する製品と使い方に気を付ければ、目薬は快適なコンタクトライフをサポートしてくれます。必要な時に使えるように、常に手元に置いておけると良いですね。
