40代を過ぎると悩まされる人が多い老眼。この老眼を改善できる目薬が米食品医薬品局(FAD)に認証されました。
老眼とは
歳を取ることによって水晶体が硬くなり、弾性力が無くなります。近くを見るためには水晶体の調節を調節して、分厚くしなければなりません。
しかし、水晶体が硬くなることで、水晶体の調節ができなくなり、近くにピントが合わなくなります。
目薬の作用と使い方
今回承認された目薬は、緑内障の治療に使われていたものです。この目薬を付けると、目の瞳孔が収縮し、水晶体が分厚くなります。
この作用が、水晶体が分厚くなれずに近くが見えづらくなる老眼を改善すると注目されています。
目薬を老眼の症状がある目に着けると、遠くが見える状態のまま、近くも中間の距離も見えるようになるそうです。
コンタクトをしている場合も、いったん外して目薬を付けてから、10分後には再度コンタクトをつけることが可能です。
この効果は、最大で6時間持続します。現在はまだ臨床試験の最中ですが、重い副作用は確認されていないとのことです。