コンタクトユーザーを悩ませる問題の1つが「花粉」です。今から春の花粉症が心配という方は多いのではないでしょうか? 本記事では2025年春の花粉飛散予測についてお伝えしつつ、コンタクトユーザーが花粉症の時期を少しでも快適に乗り越えられるよう、商品の選び方や使い方のポイントを解説します。
2025年春の花粉は例年より増加する見込み
日本気象協会の調査によると、2025年の春、花粉の飛散量はほとんどの地域で例年よりも増加する見込みだと言われています。
この予想は、2024年の気象や春の花粉飛散量に基づいているとのこと。高温・多照という気象と花粉の飛散量の少なさ、2024年にこの2つの条件が揃ったことから、2025年の春は花粉が飛散しやすくなっているそうです。中でも四国、中国、近畿は例年の2倍以上にもなると予想されています。
アレルギーをお持ちの方は今から注意しておきましょう。なお、北海道と東北北部に関しては例年に比べて花粉の飛散量が少ないと予想されていますが、同じくアレルギーを持っている方は注意しておくに越したことはありません。
特にコンタクトレンズを使用する方は、花粉症の時期を少しでも快適に過ごすために、本記事を読み進めていただくことをおすすめします。
花粉症の時期にコンタクトを使ってもいい?
今やコンタクトレンズは、日常生活において欠かせないという方は少なくありません。
しかし花粉症は目にも症状が現れるので、「コンタクトを使っても大丈夫?」と心配になりますよね。実は、目の健康や安全面を考えると、花粉症の時期にコンタクトレンズを使用するのはおすすめできません。
花粉は目に入ると、かゆみ、充血、目やになどの症状を伴う「アレルギー性結膜炎」を引き起こします、コンタクトレンズを使用している時にこの症状が現れ、目をこすってしまった場合、症状が重症化してしまうケースがあるためです。
また、アレルギー性結膜炎のせいでコンタクトレンズがずれやすい、目やにのせいでレンズがくもりやすいなど、使い勝手も良くありません。メガネを使用できるなら、一時的にコンタクトレンズをお休みするのがベストです。
花粉症の時期にコンタクトを使う場合の選び方
「どうしても花粉症の時期にコンタクトを使いたい!」という方は、花粉の時期でも快適に使いやすい商品を選びましょう。
ワンデータイプを選ぶ
コンタクトレンズに付着した花粉は、丁寧なケアをしても完全に取り除くことはできません。2ウィークタイプでは次回の装用時に、花粉が付着したままのレンズを使用することになります。その点、ワンデータイプは使うたびに新しいレンズに交換するので2ウィークタイプに比べて快適に使えます。
汚れにくい非イオン性を選ぶ
非イオン性素材を使っているコンタクトレンズは、比較的汚れがつきにくいという特徴があります。花粉もつきにくいので、できるだけ非イオン性素材のコンタクトレンズを選んで使いましょう。
シリコーンハイドロゲルを選ぶ
シリコーンハイドロゲルは、従来とは異なるコンタクトレンズの素材です。このシリコーンハイドロゲルを使ったコンタクトレンズもまた花粉をはじめとした汚れがつきにくいので、比較的花粉症の時期に向いていると言えます。
2ウィークタイプを使うならケアを徹底
先ほど、花粉症の時期に使うコンタクトレンズとしてワンデータイプをおすすめしました。
しかし中には、「コストの関係で2ウィークタイプを使いたい」という方もいらっしゃるでしょう。2ウィークタイプを使う場合は、いつも以上にケアを徹底することが大切です。花粉が付着した状態のコンタクトレンズを使い続けると、アレルギー性結膜炎が悪化してしまう恐れがあるためです。
コンタクトレンズのケア方法には「つけ置き」と「こすり洗い」がありますが、花粉症の時期はこすり洗いをするのがおすすめです。手のひらにレンズを乗せ、洗浄液を垂らして指の腹で表・裏をそれぞれ20回ほど優しくこすってください。
最後に洗浄液で汚れを洗い流すことで、つけ置きよりもしっかりと汚れを除去することができます。
花粉症の時期にコンタクトを使う場合のポイント
花粉症の時期にコンタクトレンズを快適に使うなら、人工涙液タイプの目薬とメガネも欠かせません。
人工涙液タイプの目薬は使用することでコンタクトレンズに付着した花粉を洗い流せるので、定期的に使うことでアレルギー性結膜炎症状が気になりにくくなります。メガネは、コンタクトレンズと使い分けるために用意しておきます。
どうしてもコンタクトレンズを使いたいシーンはコンタクトレンズを、そうではないシーンはメガネを使用することで、目への負担を減らすことが大切です。
花粉症の時期におすすめのコンタクト
最後に、花粉症の時期におすすめのコンタクトレンズをワンデータイプ、2ウィークタイプそれぞれ1商品ずつご紹介します。
「選び方は理解したけれど、結局どれがいいの?」「たくさんある商品を比較するのは難しい!」そんな方は参考にしてください。
WAVEワンデー プレミアム
汚れに強いシリコーンハイドロゲル素材を使ったワンデータイプのコンタクトレンズです。
シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズは、高い酸素透過性による軽やかな装用感が特長。花粉汚れに悩まされにくいのはもちろん、目への負担が少なく疲れにくいので、快適さが長時間続きます。30枚入りが2,000円未満という価格の手頃さにも注目です。
コストの問題で2ウィークタイプを探していた方にもおすすめできるコンタクトレンズ商品と言えます。
WAVE 2ウィーク エアスリム plus
汚れを引き寄せにくい非イオン性素材を使った2ウィークタイプのコンタクトレンズです。
花粉や目やにが付着しにくく、1日中すっきりとしたつけ心地とクリーンな視界をキープできます。なお、同じブランドからレンズケア用の洗浄液「ピュアクリーン 120ml」も販売されています。ソフトコンタクトレンズ・カラーコンタクトレンズのどちらにも使うことができ、レンズの洗浄から保存までが1本で叶います。
持ち運びやすいコンパクトサイズで、外出や旅行にも便利。あわせてご利用ください。
まとめ
今回は2025年春の花粉飛散予測についてお伝えしつつ、コンタクトレンズの選び方や使い方のポイント、おすすめ商品を解説・紹介しました。
花粉症の時期は使用を避けたほうがいいと言われるコンタクトレンズですが、どうしても使いたいシーンや、使わなければならないシーンはあるでしょう。そんな時に少しでも快適に過ごせるように、春は汚れにくさに注目してコンタクトレンズを選んでくださいね。
- 参考URL:
- https://tenki.jp/pollen/expectation/
- https://weathernews.jp/s/topics/202409/300075/
- https://www.meganesuper.net/shop/pages/type-hayfever.aspx
- https://www.alcon.co.jp/stories/kafunsho2023
- https://www.acuvue.com/ja-jp/memamori/contact-lenses/8/