2020年、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、人々のウイルスへの感染予防に対する意識が高まっています。手洗いやうがいのような衛生習慣を徹底することはもちろん、有効な情報がないか、常にアンテナを張っている方もいます。
今、世界中の人が、感染対策の方法に強い興味を抱いています。その中で、時には気になる情報を耳にすることがあります。例えば、ウイルスが目を通して体の中に入り込むという情報を耳にしたことはありませんか?
目は、白目の表面からまぶたの裏側に「結膜」という粘膜があります。この結膜も感染経路になると言われています。このことから、コンタクトの使用で目からの感染リスクを高めてしまうのではないかと不安に思っている方も少なくありません。
コンタクトの使用は問題なし
結論から言うと、コンタクトを使用することで目からウイルスに感染するリスクが高くなるという証拠は発見されていません。厚生労働省が公開しているPDFデータには、次のような記載があります。“新型コロナウイルスの感染者のなかで、1~3%が結膜炎を起こす、とされています。ただし、結膜から侵入したウイルスが肺炎を引き起こす確実な証拠は見当たりません。”
引用元:[PDF]新型コロナウイルス感染症の目に関する情報について (第2報)― 国民の皆様へ ―(厚生労働省)
基本的な衛生対策をしっかりとしていれば、コンタクトを使っていても、目からの感染をそこまで恐れることはありません。メガネはマスクでレンズが曇りやすいという難点があります。マスクを外せない今、メガネの装着に強いストレスを感じる方もいるでしょう。感染するリスクが上がるのではないのなら、これを機に、マスクをしていても曇らないコンタクトを使い始めてもいいかもしれませんね。
感染リスクを抑えるために、正しいコンタクトの使い方を
先ほどご紹介したPDFには、次のような記述もあります。“コンタクトレンズをはめるとき、はずすときには手洗いの徹底を心がけてください。コンタクトレンズをはめるときと、はずすときには手指が直接目に触れます。目に触れる前後の十分な手洗いが感染予防に役立ちます。コンタクトレンズを使用する際には、普段どおりに、コンタクトレンズの消毒やこすり洗いもしっかりと行ってください。”
引用元:[PDF]新型コロナウイルス感染症の目に関する情報について (第2報)― 国民の皆様へ ―(厚生労働省)
コンタクトを使うなら、正しい使い方をすることが大切ということです。例えば2ウィークのような連続装用タイプの製品は繰り返し使うことができますが、洗浄が不十分な場合、レンズにウイルスが残る可能性があり、その状態で目の中に入れると感染のリスクが上がります。
洗浄液には、洗浄力が強い「過酸化水素」タイプ、過酸化水素タイプに次いで洗浄力が強い「ポピドンヨード」タイプ、洗浄力こそ低いものの、ボトル1本ですべてのケアができる「MPS」タイプの3種類があります。このうち、MPSのみこすり洗いが必須で、その他はこすり洗いが必要ないと言われていますが、こすり洗いをすると、こすり洗いをしない場合に比べて汚れを落としやすいそうです。
“指先でコンタクトレンズをこすることにより、目の分泌物であるタンパク質や脂質を落とし、また微生物も1000分の1程度に減らすことができます。こすり洗いは、つけおき洗浄よりも強力な洗浄方法です。”
このため、洗浄する時は、こすり洗いをすることをおすすめします。
また、洗浄液の注ぎ口にウイルスがついた手で触ると、ウイルスが移る可能性があります。多少コストは高くなりますが、毎日新しい使い切りの洗浄液を使うと安心です。洗浄液を購入する時は、通販ショップを使うと人との接触を減らせますよ。
国内最大手のコンタクトメーカーMenicon(メニコン)が販売する「エピカ」は、通販ショップで買える使い切りの洗浄液です。1つでレンズの洗浄、すすぎ、消毒、保存ができます。汚れをしっかり落とせるのもポイントです。
「サクラ プチケア」も、通販ショップで購入できます。こちらは保存ケースつきなので、保存ケースも毎日取り換えたいという方におすすめです。
コンタクトを使っていると、目が乾燥したり、不快感を覚えたりします。そんな時は目薬を使うと思いますが、目薬の容器の先端も、ウイルスが付着する可能性があるので、洗浄液と同じく使い切りの商品が安心です。ただし、ソフトタイプのコンタクトには、防腐剤が入っている目薬が使えないので、その点にはご注意ください。「アイリスCL-Iネオ」は防腐剤フリーなので、コンタクトをしたまま使えます。
アイリスCL-Iネオは、目にうるおいを補充する効果を持つ目薬ですが、「ティアーレALショット」は、目のかゆみや不快感を抑える効果があります。こちらもコンタクトをしたまま使えるので、目の状態や悩みに合わせて使い分けましょう。
目のかゆみや不快感を軽減。ティアーレALショットを通販ショップで購入する
ワンデータイプなら毎日清潔に使える!
しっかりとケアをすれば、安全にコンタクトを使えますが、より安心なのはワンデータイプです。毎日清潔に使えます。2ウィークタイプに比べてコストがかかるので、コストが気になる方は「 WAVEワンデー UV エアスリム plus」や「 WAVEワンデー UV ウォータースリム plus」をお試しください。他社のワンデータイプの製品より年間費用が約50%もダウンするほど、低価格で販売されています。薄く装用感が良いので、違和感が気になって目を擦るということも減るでしょう。
WAVEのコンタクトは通販ショップ専用なので、実店舗では購入できません。「LENS APPLE」という通販ショップは、国内正規品のみ取扱いの通販ショップなので、通販が初めてという方でも安心して購入いただけます。
ワンデータイプを使うにしても、2ウィークタイプを使うにしても、つけ外しをする前にはしっかりと手洗いをしてください。指が目に触れるため、手にウイルスがついていると目に移り、感染の原因になることがあります。また、装用する時に触れるレンズにも、ウイルスが付着してしまいます。病原体を移さないため、目に触れる前に石鹸を使って念入りに手洗いをしましょう。専用の道具を使うとウイルスが付着した指が目に触れませんが、その場合も道具の洗浄は忘れないようにしてください。
正しくコンタクトを使って、ウイルスから身を守ってっくださいね。