コンタクトレンズ洗浄液は飛行機内に持ち込める?国内線・国際線での違いも解説

コンタクトレンズ洗浄液は飛行機内に持ち込める?国内線・国際線での違いも解説
最終更新日:2024年08月29日 公開日:2024年08月29日
投稿者:ロカコン編集部

飛行機に荷物を納入しているイメージ

帰省や旅行で飛行機に乗ることになった時、「コンタクトレンズの洗浄液を持ち込んでもいいの?」と心配になりますよね。いざ乗る時に持ち込みを断られてしまったら大変です。 そこで今回は、飛行機にコンタクトレンズ洗浄液を持ち込めるのかどうかを解説します。

結論からお話すると、国内線・国際線ともにコンタクトレンズ洗浄液を持ち込むことは可能です。

ただし、国内線と国際線で取り扱いや持ち込みできる容量の制限が異なるので、自分が乗る飛行機にあわせて事前準備をする必要があります。

国内線の場合

国内線の場合コンタクトレンズ洗浄液は「医薬品」扱いとなり、容器1つあたり500mLまたは500g、1人あたり合計2Lまたは2kgまでの持ち込み制限があります。持ち込む場合は手荷物検査の際に、内容物の確認を求められることがありますが、飲み物と同様に機械に通すだけなのでそれほど時間はかかりません。

国際線の場合

国際線の場合コンタクトレンズ洗浄液は「液体物」または「医薬品」の形で持ち込むことになります。形式によって持ち込める容量に違いがあり、具体的には以下の通りです。

液体物 容器1つあたり100ml以下、1人あたり合計1Lまで
(容量1L以下、縦横40cm以内の透明なジップロック状プラスチック袋に入れる・1人1袋まで)
医薬品 機内で必要な分のみ
(パッケージ、説明書、処方箋の写し、診断書などを求められる場合あり)

医薬品として持ち込む場合、機内での使用に必要な分であれば具体的な容量の制限は設けられていませんが、検査係員に「医薬品」として申し出をしなければなりません。

国内線・国際線ともにコンタクトレンズ洗浄液の持ち込みができることは前述した通りですが、容量や持ち込み方を間違えてしまうとスムーズに搭乗することができません。

コンタクトレンズ洗浄液を持ち込む場合は、以下の2点を押さえておきましょう。

制限範囲内の容量で用意する

国内線・国際線ともに持ち込める容量に制限があるため、必要に応じて制限範囲内の容量の別容器に洗浄液を移し、それを持ち込むようにしましょう。「ピュアクリーン 120ml」のような小容量の洗浄液であれば、国内線ならば容器を移すことなく持ち運ぶことができるので、事前準備の手間がありません。

また、飛行機を利用した遠出は何かと荷物が多くなりがちなので、小容量の洗浄液ならばそのような面でも持ち運びの負担を減らせるというメリットがあります。

中身が漏れないように注意する

コンタクトレンズ洗浄液のような液状のものは、フライト中に中身が漏れてしまうと大惨事です。他の乗客に迷惑をかけてしまう恐れもあるので、中身が漏れないよう充分に注意する必要があります。まずは容器のフタをしっかりと閉めて、自宅で中身が漏れないことを確認しておくことを心がけましょう。

ジップロックに入れる必要がなくても、念のためビニール袋に入れておくことで、万が一漏れてしまった時の被害を減らすことができます。

洗浄液だけではなく、飛行機でコンタクトレンズを使用する場合の注意点についてもチェックしておきましょう。

フライト中の時間を快適に過ごすためにはもちろん、目の健康を守るためにも大切です。

乾燥対策を念入りに行う

飛行機の中は湿度が低く、普段以上にレンズが乾燥しやすい環境です。このため、フライト中の時間をコンタクトレンズを装用したまま過ごす場合は、適度に目薬をさすように意識しましょう。国際線を利用する場合など、長時間のフライトになる場合はコンタクトレンズを外してメガネで過ごすことをおすすめします。

長時間コンタクトレンズを装用していると目に負担がかかってしまいますし、フライト中に眠ってしまう可能性もあります。万が一コンタクトレンズをつけたまま眠ってしまうと、目が酸素不足の状態になり眼障害のリスクがあります。念のため、搭乗前に外しておきましょう。

目薬の容量もチェックする

乾燥対策として目薬を持ち込む場合は目薬の容量もチェックしておかなければなりません。目薬はコンタクトレンズ洗浄液と同様の扱いとなり、国内線には医薬品として、国際線には液体物または医薬品として持ち込むことになります。

目薬は1つあたりの容量が少ないので容量制限を超えるケースは少ないですが、複数持ち込む場合はこの限りではありませんし、国際線の場合はジップロックに入れておくなどの準備が必要です。コンタクトレンズ洗浄液とあわせて、問題なく持ち込めるかどうかを確認しておきましょう。

使い捨てワンデータイプを使う

フライト中はレンズの保管・管理が大変です。レンズを外したり、取り替えたりするのに手間がかかるので、機内ではワンデータイプのコンタクトレンズを使用するのがおすすめです。

コスト面が気になるワンデータイプのコンタクトレンズですが、「WAVEワンデープレミアム」ならば30枚入りを1箱2,000円以内で購入できるので気軽に使えます。つけ心地がよく瞳への負担が少ないシリコーンハイドロゲル素材を採用している点もポイントです。

コストパフォーマンスに優れているので、普段使いの2ウィークタイプ・マンスリータイプとは別にワンデータイプのコンタクトレンズを用意する際にいかがでしょうか?

本記事では飛行機にコンタクトレンズ洗浄液を持ち込めるのかどうかと、持ち込む場合のルール、ポイント、機内でコンタクトレンズを使用する場合の注意点を解説しました。

国内線、国際線ともにルールさえ守ればコンタクトレンズ洗浄液を持ち込むことが可能です。持ち込み制限に引っかかってしまわないよう、取り扱いや容量、持ち込み方などのルールを事前にしっかりと確認し、準備を進めてくださいね。

  • 参考URL:
  • https://acuvuevision.jp/memamori/contact-lenses/010
  • https://eye-space.jp/topics/topics-plane/
  • https://www.skygate.co.jp/guide/1434/
  • https://www.chuo-contact.co.jp/column/life-fashion/16120906/
このコラムを書いた人
著者の写真
ロカコン編集部
  • コンタクト歴
    2年
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    ワンデーアキュビューオアシス 乱視用
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