含水率はコンタクトの快適さに関係あり!購入前にチェックしましょう

含水率はコンタクトの快適さに関係あり!購入前にチェックしましょう
最終更新日:2021年06月14日 公開日:2020年10月23日
投稿者:日向

ソフトタイプのコンタクトは、レンズ素材に水分を含むという特徴を持っています。この水分の量は商品ごとに差があり、装用時の快適性に大きく関係しています。こちらでは、レンズ中に含まれる水分量の割合を表す指標ついて解説します。
含水率はコンタクトの快適さに関係あり!購入前にチェックしましょう|ロカコン

コンタクトを購入する時、「快適に使える」という点は誰もが重視します。例えば、使用している最中に痛みや違和感が生じた場合、快適に使えるとは言えません。つけ心地が裸眼のように自然であることがもっとも理想です。

つけ心地を左右する要素の1つに、レンズの柔らかさやみずみずしさがあります。コンタクトには、素材が柔らかいソフトタイプと、素材が硬いハードタイプの2種類がありますが、よりつけ心地に優れているのはソフトタイプの商品です。そのため、近年はソフトタイプのコンタクトを使用するユーザーが増えています。

ただし、ソフトタイプの商品もすべて同じつけ心地というわけではありません。商品によってつけ心地は変わります。そして、そのつけ心地を決める要素の1つに、レンズ中に含まれる水分量の割合を数値化した「含水率」という指標があります。

ソフトタイプの商品は、レンズ素材に水分を含ませることで柔らかい装用感を実現しています。水分量によってもレンズの柔らかさは変わり、水分量が多い商品ほど柔らかくみずみずしい感触になります。一方、水分量が少ない場合、硬めのつけ心地になります。

では、水分量が多いコンタクトのほうが快適に使えるかというと、一概には言えません。なぜなら、水分量が多いコンタクトは、レンズが必要とする水分量も多いため、目から涙を奪いやすく、目が乾燥しやすいというデメリットがあります。

“含水率が高いコンタクトレンズは水分を多く含んでいるので乾きづらいというイメージがありますが、実はその逆です。元々含んでいる水分が多いので、蒸発して失う水分も多くなるのです。失った水分は涙で補うことになるため、結果として含水率が高いコンタクトレンズを装用しているときの方が、目が乾きやすくなります。”

引用元:コンタクトレンズの 含水率とは?含水率が高い・低いとは(アキュビュー【公式】

含水率が変わると快適性も向上

含水率が変わると快適性も向上|ロカコン

ソフトタイプの商品は、含まれる水分量の割合が50%以上の「高含水レンズ」と、50%未満の「低含水レンズ」に分類されます。それぞれ異なるメリットを持っているため、自分の目に合ったタイプを使用することで、コンタクトを装用している最中の快適性が向上します。

水分量50%以上のコンタクトがおすすめの人と商品例

目の充血や疲労に悩まされる方におすすめです。コンタクトは、水分量が多い商品ほどレンズ中を通る酸素の量も多くなります。酸素が通りやすい商品は、目に酸素が触れやすく、充血や疲労を軽減できますワンデーアキュビューモイストプロクリアワンデーが該当する商品の例です。

水分量50%未満のコンタクトがおすすめの人と商品例

目の乾燥に悩まされる方におすすめです。ドライアイの方をはじめ、目が乾燥気味の方は、レンズ中の水分量が少ない商品を使うことで、目から涙を奪われにくくなり、目の乾燥を抑えられますワンデーアキュビューオアシスエルコンワンデーが該当する商品の例です。

装用時の快適性の大きく関係する水分量の割合。ソフトタイプの商品を購入する前には、詳細な数値までは把握しなくても、50%以上か、それとも50%未満かはきちんとチェックしておきましょう。

含水率はどこでチェックする?

含水率はどこでチェックする?|ロカコン

レンズ中に含まれる水分量の割合は、メーカーの公式ページに掲載されている商品情報でチェックできます。

公式ページの他、通販ショップの商品ページでチェックできる場合もあります。商品の購入を決めた時、すぐに購入ができて便利です。

他にも通販ショップには、実店舗に比べて安価に商品を購入できる、時間や場所を問わず注文できる、自宅にいたまま商品を受け取れるなどの特長があります。

ショップによっては同一の商品を複数セットで販売している「セット商品」が用意されています。購入することで、送料が無料になる、1箱あたりの値段が安くなるなどのお得なメリットがあります。同じコンタクトを長く使い続ける方は、通販ショップで提供されているセット商品の購入をおすすめします

保湿成分を使ったレンズなら、さらに快適性アップ

保湿成分を使ったレンズなら、さらに快適性アップ|ロカコン

水分量が多い商品も少ない商品も、保湿成分がレンズや保存液に配合されているものなら、乾燥知らずのみずみずしく柔らかいつけ心地になり、いっそう快適性がアップします。

コンタクトに使われている保湿成分の中でも、特に有名なのは、「 PVP(ポリビニルピロリドン)」です。レンズ素材に含ませることで、レンズが水分をキープしやすくなり、時間が経っても乾燥を覚えにくくなります

PVPの他には、「 MPCポリマー」も有名な保湿成分の1つ。MPCポリマーは、化粧水に使われている保湿成分としてよく耳にするヒアルロン酸の約2倍の保水力を持っています。さらに水に馴染みやすいので、つけ心地に違和感を覚えにくいです

商品によって使われている保湿成分の種類は様々。中にはメーカーが独自に開発した保湿成分を使っていることもあります。レンズの乾燥を抑えたり、装用感をなめらかにしたりといった基本的な効果は同じなので、いろいろなレンズを試してみてくださいね。

クリアレンズはもちろん、カラコンにも保湿成分が使われている商品が多数あります。ストレスなく使えてオシャレを楽しめます。

有名メーカーのカラコンなら、ジョンソン&ジョンソンの「ワンデーアキュビューディファインモイスト」が、保湿成分PVPをレンズ中に配合しています。手書きでデザインされたレンズがしっかりと瞳に馴染み、自然に瞳の印象を変えてくれます。7つのデザインがあるので、その日の気分やシーンに合わせて使い分けやすいですね。

2021年3月18日には、新しく「ワンデーアキュビューディファインモイスト<フレッシュシリーズ>」が販売されました。瞳に馴染む手書きのデザインはそのままに、溶け込むような4つのカラーが用意されています。フレッシュシリーズにも、同様に保湿成分が含まれているので、気になる方は使ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに、どちらも含水率58%の高含水レンズです。

他にも「アイコフレワンデー UV M」や、「ネオサイトワンデーシエルUV 」も、保湿成分が使われているカラコンの一例です。

クリアレンズもカラコンも、長時間ストレスなく使うために、快適性がとても大切です。商品を比較する際は含水率と保湿成分をチェックして、自分に合った商品を選び、使ってくださいね。

このコラムを書いた人
著者の写真
日向
  • コンタクト歴
    7年
  • 好きなコンタクト商品
    アキュビューオアシス、エマーブル(ピュアアンバーマーブル)
  • いつも購入してるショップ
    Amazon、モアコンタクト
  • 最近のコンタクト悩み
    気づいたらレンズが外れてた
  • 最近はまっていること
    通販ショップの商品を眺める、買い物