安全に使えるカラコンの選び方を解説。おすすめのカラコンも紹介します

安全に使えるカラコンの選び方を解説。おすすめのカラコンも紹介します
最終更新日:2021年06月14日 公開日:2020年08月07日
投稿者:日向

カラコンは、ついカラーやデザインで選んでしまいがち…。しかし、商品選びに気を付けなければ、目のトラブルになってしまう可能性があります。こちらでは、安全に使えるカラコンの選び方を解説します。これまでカラーやデザインだけをチェックしていた方は、次からこの記事を参考に、商品を選んでくださいね。
安全に使えるカラコンの選び方を解説。おすすめのカラコンも紹介します|ロカコン

今や若い女性にとって必須とも言えるオシャレアイテムがカラーコンタクト(カラコン)やサークルレンズです。瞳の色を変えることで、与える印象を変化させることができます。

特に、近年は周りの人に気づかれない程度に、自然に瞳の色を変えられる「ナチュラルカラコン」の人気が高く、商品の種類も充実しています。以前に比べて場所を選ばず、幅広い年代の方がカラコンでオシャレを楽しめるようになりました。

購入前には着色方法をチェック

購入前には着色方法をチェック|ロカコン
カラコンのレンズはクリアタイプのように透明ではありません。色素で着色されています。この色素は目にとって良いものではありません。酸化鉄や酸化チタンなどの金属系の物質が含まれているため、目に触れることで痛みや充血などのトラブルを引き起こします。

色素は有害ですが、カラコンは基本的には安全に使うことができるため安心してください。ただし、色をつける方法によっては、トラブルになるリスクが高まることも事実です。購入の際は事前に商品の着色方法を調べ、安全性をチェックしましょう。

着色方法には、2枚のレンズの間に色素を挟んだ「サンドイッチ方式」と、色素をレンズに浸透させた「浸透方式」、色素をレンズの表面に印刷した「プリント方式」の3種類があります。

このうち、もっとも安全性が高くおすすめなのはサンドイッチ方式です。現在もっとも色素が目に触れにくいと言われています。カラコンを探す時は、まずサンドイッチ方式で着色されている商品を探すことをおすすめします。

クリアレンズでおなじみの「アキュビュー」シリーズの1つ、「ワンデー アキュビュー ディファイン モイスト」は、サンドイッチ方式を採用した安全なカラコンの1つ。大手メーカー品という点でも安心感があるので、おすすめのカラコンです。

次におすすめなのは浸透方式です。サンドイッチ方式に比べると色素が目に触れるリスクは高いものの、レンズが薄く酸素透過性能が高いため、目が酸素不足になりにくいというメリットがあります。ワンデータイプに多い着色方法です。

もっとも注意が必要なのはプリント方式です。着色面が剥がれて色素が目に触れるトラブルが多く確認されています。使用する時は痛みを感じないか、目が充血していないかを常に意識してください

着色方法以外にも注目

着色方法以外にも注目|ロカコン
より安全に使える商品を探す時は、度数と含水率、酸素透過率の3点もあわせて確認することをおすすめします。カラコンだけではなく、コンタクトすべてに共通して言える、安全性に大きく関わる部分です。

度数

度数があわない商品を使うと、目に負担がかかり、眼精疲労の原因になります。カラコンはクリアタイプと異なり、視力の矯正が必要ない方も使用するため、度ありの他に度なしの商品も販売されています。視力の矯正が必要ない方は、度なしの商品を選んで購入してください。

矯正が必要な方は、自分の目に適した度数を選んで買いましょう。正確な自分の視力と適切な度数を把握するために、眼科で検診を受けることも大切です。

含水率

レンズが含む水分量の割合を「含水率(がんすいりつ)」と言います。カラコンを含むソフトタイプのコンタクトは、水を含ませた素材でできています。含まれている水分量は商品ごとに異なり、量が多いほど装用感に優れています。一方で、目が乾燥しやすいという難点があります。特に、ドライアイの方には不向きです。目の乾燥は眼病をはじめとした目のトラブルに繋がるため、安全性に配慮するならば含水率が低めの商品がおすすめです。

含水率が低いおすすめのカラコンには、例えば通販ショップのランキング上位にランクインする人気商品「トパーズ」があります。さっしーこと指原莉乃さんがプロデュースした商品で、わざとらしくなく瞳の色を変えられるデザインが特徴的。定番のブラウンからハーフっぽいブルーやグレーまで、いろいろなシーンで使えるカラーが揃っています。

後払い決済可。アイトルテでトパーズを購入する

同じく人気商品の「シードアイコフレワンデーUVM」も、含水率が低くおすすめです。水分量は少ないですが、天然うるおい成分の「アルギン酸」が保存液に配合されているので、みずみずしさは常にキープされます。デザインが良いだけではなく、安全に使えるという面でもおすすめのワンデーの商品です。

酸素透過率

レンズを通る酸素量の割合を「酸素透過率(さんそとうかりつ)」と言います。ソフトタイプのレンズはサイズが大きく、目の表面の大部分を覆ってしまいます。特に、着色されている範囲が広いカラコンはレンズのサイズも大きくなり、目に酸素が触れにくくなります。酸素が不足すると目に大きな負担がかかり、トラブルのリスクを高めます。酸素透過率が高いレンズは目に酸素が触れやすいため、安全性が高まります。

先ほどご紹介した“含水率が低い方が安全”という解説と反してしまいますが、ソフトタイプの場合、酸素透過率は含水率が高いほど、高くなります。そのため、含水率が低く酸素透過率が高いカラコンを探すのは大変です。シリコーンハイドロゲル素材を使ったカラコンなら、含水率が低くても酸素透過率が高いので、おすすめです。

シリコーンハイドロゲル素材を使ったカラコンは、国内ではあまり流通していないので、通販ショップを利用して購入するといいですよ。実店舗よりも安く買えたり、クレカケータイなどの様々な支払い方法が利用できたりといったメリットもあります。

コンタクトレンズの大手メーカー「Alcon(アルコン)」が提供する「エアオプティクス カラー」は、通販ショップで買える、シリコーンハイドロゲル素材を使ったカラコンです。マンスリータイプですが、汚れの付着に強いので、1ヶ月間目のゴロゴロ感を気にせず快適に使えます。

使い方にも注意しましょう

使い方にも注意しましょう|ロカコン
カラコンは、度あり度なしに関わらず、高度管理医療機器に該当します。

“平成21年11月4日より、視力補正を目的としないカラーコンタクトレンズ(以下、おしゃれ用カラーコンタクトレンズ)については、視力補正用コンタクトレンズと同じように高度管理医療機器として医薬品医療機器法の規制対象となっています。”
“おしゃれ用カラーコンタクトレンズも、通常の視力補正用コンタクトレンズと同じように適正に使用しなければ眼障害を引き起こす可能性があります。”

引用元:おしゃれ用カラーコンタクトレンズについて(厚生労働省

正しい使い方をしなければ安全に使えないので、商品選びだけではなく、使い方にも気を付けましょう。

例えば、ワンデータイプの場合、同じレンズを2日以上使うのはNGです。ワンデータイプは、レンズが薄いので劣化しやすくなっています。必ず外したら破棄しましょう。

一方で2ウィークタイプの場合は、こすり洗いのケアが欠かせません。しっかりと汚れを落とさなければ、感染症をはじめとした目のトラブルになります

ポイントを押さえてオシャレを楽しもう

以上、安全に使えるカラコンを選ぶなら、着色方法や度数、含水率、酸素透過率をチェックすること、加えて正しい使い方を守ることが大切だというお話をしました。ポイントさえ押さえれば、安全にオシャレを楽しめるカラコン。デザインやカラー以外にも注目して、購入してくださいね。

このコラムを書いた人
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日向
  • コンタクト歴
    7年
  • 好きなコンタクト商品
    アキュビューオアシス、エマーブル(ピュアアンバーマーブル)
  • いつも購入してるショップ
    Amazon、モアコンタクト
  • 最近のコンタクト悩み
    気づいたらレンズが外れてた
  • 最近はまっていること
    通販ショップの商品を眺める、買い物