遠近両用コンタクトとはどんなコンタクト?近視用との違いやメリットについて

遠近両用コンタクトとはどんなコンタクト?近視用との違いやメリットについて
最終更新日:2021年06月14日 公開日:2020年11月20日
投稿者:日向

近くも遠くも快適に見えるよう設計されているコンタクトレンズが「遠近両用コンタクト」です。一般的には老眼を矯正する目的で使われます。

こちらでは、遠近両用コンタクトの特徴を解説。さらに、初めて遠近両用コンタクトを使う方におすすめのコンタクトも紹介します。
遠近両用コンタクトとはどんなコンタクト?近視用との違いやメリットについて|ロカコン

近年、視力の矯正にコンタクトレンズを使用する方が増えています。中でも近視用や乱視用はユーザーが多いです。

いろいろな種類があるコンタクトレンズ。「遠近両用」もその一種です。しかし、具体的にどのようなコンタクトレンズなのか、近視用や乱視用に比べて詳細を知らない方は多いでしょう。

遠近両用コンタクトとは?

遠近両用コンタクトとは?|ロカコン

遠近両用コンタクトは、近視用のように遠くの見え方だけを矯正するのではなく、近くと遠く、どちらの見え方も矯正できるように設計されています。

主に、老眼に悩む方をターゲットとして販売されているコンタクトレンズです。

通常、人の目はレンズの役割を担っている「水晶体」が厚みを変えることによって、ものをはっきりと見られる仕組みになっています。

しかし、水晶体は年齢を重ねるとともに硬くなり、厚みが変わりづらくなります。すると、ピント合わせをしにくくなり、ものがぼやけて見えます。

単に厚みを変えづらいのではなく、水晶体が膨らみにくくなった状態が「老眼」です。

水晶体が十分に膨らまないと、遠くではなく、近くにピントが合いにくくなります。このため、老眼になると手元のものや文字を見づらくなるのです。

一般的に老眼は、40代頃になると現れると言われています。しかし早い方は、30代の頃から老眼の症状が出始める方もいるようです。

30代になり、近くにピントが合いづらいと感じたら老眼の可能性があるため、眼科を受診しましょう。

老眼をコンタクトで矯正するメリット

老眼をコンタクトで矯正するメリット|ロカコン

老眼はコンタクトレンズの他に、メガネ(老眼鏡)でも矯正できます。

しかし、老眼鏡は見た目の印象を大きく変化させ、老眼であることが一目で分かってしまうことから、使用に抵抗を覚える方も少なくありません。

コンタクトレンズは、装用しても見た目が変わらないため、印象を変化させたくない方に向いています。また、スポーツをする時のように体を動かす時も、レンズがずれないため便利です。

同じコンタクトレンズを使う老眼の矯正方法として、「モノビジョン」という矯正方法もあります。

これは、片方の目に近くを見るためのレンズを、もう片方の目に遠くを見るためのレンズを入れる方法です。脳が自動的に見え方を補正してくれるので、両目で同じように、はっきりとものが見えるようになります。

ただし、症状や目の状態によってはモノビジョンによる老眼の矯正が向かないことや、脳が左右の見え方の違いに慣れるまでに時間がかかることなどの難点もあります。

様々な面から考えて、もっとも気軽に、快適に使えるのは遠近両用コンタクトと言えるでしょう。

初めての方はソフトタイプがおすすめ

初めての方はソフトタイプがおすすめ|ロカコン

遠近両用コンタクトは、ソフトタイプとハードタイプでレンズの構造が異なります。

ソフトタイプは、内側に近くを見る度数を、外側に遠くを見る度数を置いていて、内側から外側へ、徐々に度数が変化しています。これを「マルチフォーカル」といいます。

一方、ハードタイプは近距離用の度数が外側に、遠距離用の度数が内側にあります。さらに、2つの度数がはっきりと分かれています。これを「バイフォーカル」といいます。

どちらも老眼を矯正できることに変わりありませんが、使い捨てのソフトタイプは装用感が自然で違和感が少ないです。

コンタクトレンズを使い慣れていない方や、これから初めて使う方は、より自然なつけ心地のソフトタイプが使いやすいのでおすすめですよ。

ソフトタイプのコンタクトレンズの中でも、特にユーザーが多いのはワンデータイプと2ウィークタイプです。

ワンデータイプのメリット

ワンデータイプは、使い終わったレンズをすぐに捨てられる手軽さがメリットです。お手入れが必要なく、常に清潔なレンズを使えます。

2ウィークタイプに比べるとコストは高めですが、コンタクトを使用する頻度が低い方にとっては、かえってワンデータイプのほうが、コストを抑えられる場合があります。

2ウィークタイプのメリット

2ウィークタイプはコストパフォーマンスの高さがメリットです。毎日使う方なら、ワンデータイプよりも1日あたりの費用を抑えられます。

2ウィークタイプは、同じレンズを14日間使い続けるために、レンズのお手入れが欠かせません。専用の洗浄液を使ってこすり洗いをすること、そして保存液を使って適切に保管することを徹底してください。

ワンデータイプと2ウィークタイプ、どちらが向いているかはその人のライフスタイルによって変わります。自分に合ったタイプの商品を購入してください。

コンタクトは通販ショップでお得に購入できます

コンタクトは通販ショップでお得に購入できます|ロカコン

コンタクトレンズを購入する時は、品揃えが豊富な通販ショップの利用をおすすめします。

遠近両用のコンタクトは近視用に比べて種類が少なく、目に合う商品を探しにくいですが、通販サイトなら複数のショップをチェックしやすいので、自分に合った商品も探しやすいですよ。

通販ショップは、実店舗よりも安く商品を購入できる点も大きなメリットです。時期ごとのキャンペーンやWebクーポンを利用することで、さらにお得になります。

特に、ショップを初めて利用する方に対して配布されている初回限定のWebクーポンは、割引率が大きく設定されています。ぜひ初回限定のWebクーポンを利用して、お得に商品を購入してください。

最後に、通販ショップで購入できるワンデータイプのおすすめ商品と、2ウィークタイプのおすすめ商品を、それぞれ1つずつ紹介します。商品選びに悩んでいる方は試しに購入してみてください。

通販ショップで買えるワンデータイプのおすすめ商品

ワンデー アキュビュー モイスト 遠近両用
ジョンソン・エンド・ジョンソンが製造する、使い捨てワンデータイプの商品です。含水率58%の高含水タイプなので、みずみずしいつけ心地のレンズです。

本来、高含水レンズは瞳から涙を奪いやすく、目の乾燥を感じやすいですが、こちらの商品はレンズに保湿成分が含まれているため、目の乾燥を気にせず使えます

ワンデー アキュビュー モイスト 遠近両用は、レンズが瞳孔の大きさに合わせて作られているのがポイントです。近くのものを見る時も、遠くのものを見る時も自然な見え方を提供します。

さらに「アキュビュー」シリーズといえば、装用時の快適さが特徴。遠近両用も例に漏れず、レンズが薄くて柔らかいため、装用時の違和感が少ない商品です。

通販ショップで買える2ウィークタイプのおすすめ商品

バイオフィニティ マルチフォーカル
国内市場で2位の実績を持つクーパービジョンが製造する、使い捨て2ウィークタイプの商品です。

バイオフィニティは、うるおいベールによる汚れのつきにくさと、汚れの落としやすさが特徴。コストパフォーマンスが高い2ウィークタイプながら、14日間快適に使えます。

バイオフィニティ マルチフォーカルは、中距離を見る部分を非球面設計にした独自のレンズデザインを採用しています。これにより、視線の切り替え時に生じる違和感が軽減され、いつでも自然な見え方です。

同じく独自技術を用いた「アクアフォームテクノロジー」は、レンズに高い保水性を持たせています。うるおい感のある気持ちいいつけ心地です。

年齢を重ねると、体に関する様々な悩みが増えてきます。生活において不便を感じることもあるでしょう。

年齢に合わせたコンタクトを使えば、少なくとも視力に関しては、日常で悩むことが少なくなります。

こちらで紹介した商品をはじめ、老眼対策用のコンタクトを使って、毎日を楽しく過ごしてくださいね。

このコラムを書いた人
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日向
  • コンタクト歴
    7年
  • 好きなコンタクト商品
    アキュビューオアシス、エマーブル(ピュアアンバーマーブル)
  • いつも購入してるショップ
    Amazon、モアコンタクト
  • 最近のコンタクト悩み
    気づいたらレンズが外れてた
  • 最近はまっていること
    通販ショップの商品を眺める、買い物