1DAYよりも2WEEKタイプのコンタクトレンズのほうがコスパが良いと言われますが、実際にどれくらい費用面の差があるのでしょうか? 今回は1DAYタイプと2WEEKタイプのコンタクトレンズを使用した場合の費用の差額を解説します。またそれぞれのコンタクトがおすすめの人もまとめているので、ご自身に合ったコンタクト選びの参考にしてください。
1DAYコンタクトと2WEEKコンタクトの違い
費用の差額を見る前に、まずは1DAYタイプと2WEEKタイプのコンタクトレンズの違いを知っておきましょう。
違いを知ることで、本当に自分に合ったタイプのコンタクトレンズを選びやすくなります。なお、以下の記事でも1DAYタイプと2WEEKタイプのコンタクトレンズの特徴を紹介しています。あわせて参考にしてください。
装用期間
1DAYタイプと2WEEKタイプの一番大きな違いは装用期間です。1DAYタイプは開封後、1日しかレンズを使うことができません。一方で2WEEKタイプは開封後、2週間(14日間)レンズを使うことができます。ただし、2WEEKタイプのコンタクトレンズを2週間使うには適切なケアや保管が必要です。
ケアの必要性
前述の通り2WEEKタイプのコンタクトレンズは、装用期間いっぱいまで使いきるためには適切なケアと保管が必要です。レンズケア自体はそれほど難しくはなく、約5分で完了します。1DAYタイプのコンタクトレンズは使い終わったら捨てなければならないので、ケアや保管は必要ありません。
ケアにかかる5分の時間と負担を減らせます。
1箱あたりの枚数
1DAYタイプは1箱30枚入り、2WEEKタイプは1箱6枚入りで販売されている商品が多いです。日数に換算すると1DAYタイプは片眼30日分(両眼15日分)、2WEEKタイプは片眼84日分(両眼42日分)の計算になります。
2WEEKタイプのほうが1箱で長く使用できるように思えますが、コンタクトレンズの使用頻度が低い方の場合は、間隔を空けて柔軟に使いやすい1DAYタイプの方が買い替えの頻度を抑えられます。
メリット
- 1DAYタイプはケアの負担がなく、常に新しい清潔なレンズを使用できる点がメリットです。
- 2WEEKタイプはコンタクトレンズの使用頻度が高い方の場合、費用を抑えてコスパよく使用できる点がメリットです。
デメリット
- 1DAYタイプはレンズ1枚あたりの価格が高く、毎日使用するとコストが嵩んで高額になりやすい点がデメリットです。
- 2WEEKタイプはケアの負担があり、怠ってしまうと重大な目のトラブルを引き起こす危険性がある点がデメリットです。
1DAYコンタクトと2WEEKコンタクトの差額はいくら?
さまざまな違いがある1DAYタイプと2WEEKタイプのコンタクトレンズ。
続いては価格面の違いを詳しく見ていきましょう。コンタクトレンズを使用してどれくらいの費用がかかるのかは、使用頻度によって大きく変わります。今回は「毎日使う人」と「週2日だけ使う人」の2つのケースに分けて、1DAYタイプと2WEEKタイプを使った場合の差額を計算していきます。
なお、計算の際は1DAYタイプを1箱30枚入り2,500円、2WEEKタイプを1箱6枚入り2,500円の価格で設定し、かつ同じレンズを両眼に使う場合を想定しています。
毎日使う人の場合
コンタクトレンズを毎日(週に7日)使う方の場合、1DAYタイプと2WEEKタイプそれぞれのレンズ1枚あたりの値段は以下の通りです。
- 1DAYタイプ:2,500円÷15日=166.66… 約166円
- 2WEEKタイプ:2,500円÷42日=59.52… 約59円
30枚入りの1DAYタイプのコンタクトレンズを毎日両眼に使用した場合、15日で使い切る計算になります。すると1日あたりのレンズの値段は約166円です。一方で6枚入りの2WEEKタイプのコンタクトレンズを毎日両眼に使用した場合、14日間×3回=42日使用できる計算になります。
すると1日あたりのレンズの値段は約59円です。つまり1日あたり166円−59円=107円、2WEEKタイプの方がお得に使えることがわかります。
週2日だけ使う人の場合
コンタクトレンズを週に2日だけ使う方の場合、1DAYタイプと2WEEKタイプそれぞれのレンズ1枚あたりの値段は以下の通りです。
- 1DAYタイプ:2,500円÷15日=166.66… 約166円
- 2WEEKタイプ:2,500円÷12日=208.33… 約208円
30枚入りの1DAYタイプのコンタクトレンズは、使用頻度が変わっても1枚あたりのレンズの値段は約166円と変わりません。一方で2WEEKタイプのコンタクトレンズは、使用頻度に関係なく開封したら2週間(14日間)でレンズを捨てなければなりません。
週に2日しか使用しない場合はそのうちの4日、レンズを使い切る6週間では12日間しか使用しない計算になり、レンズ1枚あたりの値段が約208円と大幅に上がります。つまり1日あたり208円−166円=42円、1DAYタイプの方がお得に使える計算になります。
使用頻度に合わせたコンタクトレンズの選び方や、コンタクトレンズをコスパよく使うポイントは以下の記事でも紹介しています。あわせて参考にしてください。
1DAYコンタクトがおすすめの人
特徴や価格面を考慮した場合、1DAYタイプは以下のような人におすすめです。
- ・コンタクトレンズの使用頻度が週1〜2日の人
- ・レンズケアが億劫な人、レンズケアの時間が作れない人
- ・目のトラブルのリスクを少しでも減らしたい人
- ・レンズの汚れやくもりを気にせずいつでも快適に使いたい人
2WEEKコンタクトがおすすめの人
特徴や価格面を考慮した場合、2WEEKタイプは以下のような人におすすめです。
- ・コンタクトレンズの使用頻度が週4日以上の人
- ・レンズケアや保管をしっかりとできる人
- ・コンタクトレンズにかかる費用を極力抑えたい人
1DAYコンタクトのおすすめ5選
ここからは、1DAYタイプと2WEEKタイプのおすすめコンタクトレンズを紹介します。
まずは1DAYタイプのおすすめ商品を5つピックアップしました。新しくコンタクトレンズを購入する際の参考にしてください。
WAVEワンデー プレミアム
近年人気が高いシリコーンハイドロゲル素材を採用しながら、1箱30枚入りを2,000円以下で買えるコスパ抜群の商品です。目の疲れや負担を軽減し、瞳の健康を気遣いながらコンタクトレンズにかかる費用を抑えることができます。
ワンデー アキュビュー モイスト
保湿成分が1日中レンズを保湿することで、うるおい感のあるやさしいつけ心地が外すまで続きます。また独自のエッジレザインでまばたきの際の刺激が軽減されています。装用感を重視したい方におすすめの商品です。
シード AirGrade 1day UV W-Moisture
瞳の酸素不足を軽減するシリコーンハイドロゲル素材を採用したコンタクトレンズです。加えて独自のテクノロジーと2種類の保湿成分がレンズのうるおいをキープします。機能性に優れたコンタクトレンズを使用したい方におすすめです。
1DAYメニコン プレミオ
シリコーンハイドロゲル素材を採用しつつ、従来の課題だったレンズの硬さとつけ心地の悪さを改善しています。瞳に多くの酸素を届けつつ、従来素材なみの柔らかな装用感が特徴のコンタクトレンズです。
マイデイ
4つの快適要素を取り入れることで、裸眼のような解放感を目指したコンタクトレンズです。たっぷりの酸素とうるおいキープ力、やさしいつけ心地で、コンタクトレンズ装用時のストレスを限りなく抑えます。ハイスペックコンタクトレンズをお求めの方におすすめです。
2WEEKコンタクトのおすすめ5選
続いて、2WEEKタイプのおすすめコンタクトレンズを5商品、ご紹介します。
WAVE 2ウィーク エアスリム plus
独自のレンズデザインが快適な装用感を実現。さらに汚れにくい素材で、クリアな視界が長く続きます。価格が控えめなのも嬉しいポイントです。性能面でも価格面でも使いやすいコンタクトレンズをお求めの方におすすめします。
アキュビュー オアシス
涙に似た保湿成分を閉じ込めることで摩擦を減らしたコンタクトレンズです。さらにシリコーンハイドロゲル素材採用で、瞳への負担を抑えています。ハイスペックな2WEEKタイプの商品をお探しの方におすすめです。
シード 2weekPureうるおいプラス
天然うるおい成分「アルギン酸」と両性イオン素材「SIB」により優れた保水力を実現しているコンタクトレンズです。すべての工程が日本国内で製造された国産コンタクトレンズという点も安心感があります。
2WEEKメニコン プレミオ
分子構造レベルで開発された素材により、うるおいと快適が長続きするコンタクトレンズです。また、度数に関わらず周辺部が均一な薄型設計により強度近視の方でも快適に使用できます。
バイオフィニティ
独自のテクノロジーによるつけ心地の良さとうるおい感、汚れにくさが特徴です。さらに、高い酸素透過性により充血症状の軽減も期待できます。
まとめ
本記事では1DAYタイプと2WEEKタイプのコンタクトレンズの違いや、それぞれを使用した場合の費用の差額などを解説しました。
コスパが良いと言われる2WEEKタイプのコンタクトレンズですが、使用頻度によっては1DAYタイプのコンタクトレンズよりも1日あたりの値段が高くなってしまいます。本当にコスパの良い使い方をするためには、きちんと自分のライフスタイルに合ったタイプの商品をお選びください。
- 参考URL:
- https://www.lensmode.com/special/1day-2week-difference/
- https://www.at-contact.jp/content/know_81.html
- https://www.eyecity.jp/article/20231229_04/
- https://silchika.jp/column/149
- https://www.at-contact.jp/content/ec_08.html
- https://www.menicon.co.jp/whats/column/detail33.html