近年、ビニール袋の有料化をはじめ、日本では環境を守るべく、様々な活動を行っています。国で対策していることもあれば、企業が独自に取り組んでいる活動もあります。
HOYA株式会社が全国に展開しているコンタクト専門店のアイシティが行う「ecoプロジェクト」はその1つです。
ecoプロジェクトってどんな取り組み?
ecoプロジェクトは、使い捨てコンタクトの空ケースを回収し、リサイクルする取り組みです。
使い捨てコンタクトのケースは、すべて「ポリプロピレン(PP)」という素材で作られています。ペットボトルのキャップや、DVDのケースなどに使われている素材と同じです。
ポリプロピレンはリサイクルに非常に適している素材で、例えばシャツやうちわなど、様々な製品に生まれ変わります。
ポリプロピレンをリサイクルすることで、ゴミとして燃やした時のCO2(二酸化炭素)の排出量が削減されるので、地球温暖化の進行を遅らせる効果を期待できます。
2010年4月にスタートしたecoプロジェクトは、約2年後の2012年まではアイシティ内だけの取り組みでした。しかし、2013年以降は様々な企業や自治体、学校と協力し、幅広い地域で活動しています。
2021年にはさいたま市の市立学校や、山口県の公共施設で空ケースの回収活動が開始されたことが、プレスリリースとして配信されました。
環境だけじゃない。人にも優しいecoプロジェクト
空ケースは、回収された後にリサイクル業者に買い取られます。この収益は、全額「日本アイバンク協会」に寄付されています。
日本アイバンク協会は、角膜移植とアイバンクについて、人々の理解を深めるために様々な活動を行っている団体です。
アイバンクとは、角膜障害によって視力に問題が生じている方と、そのような方に角膜を提供してくれる人とを繋ぐ役割を担っている公的機関を指します。
つまりecoプロジェクトによる空ケースの回収は、角膜移植を待つ方々への一助にもなる取り組みなのです。
2020年2月時点で、すでに累計900万円近い金額が日本アイバンク協会に寄付されています。
空ケースは、お近くのアイシティの店舗で回収してもらえます。現在、使い捨てのコンタクトを使っている方は空ケースを捨てずに残しておき、新しいコンタクトを買うタイミングで持ち込んではいかがでしょうか?
フタの役割をしているアルミシールが残っていると、回収の対象外となってしまいます。アルミシールは必ずきれいに剥がして、回収ボックスに入れてくださいね。
お近くにあるアイシティの店舗は、こちらからお探しください。
アイシティで買えるコンタクトの紹介
空ケースを回収してもらうため、コンタクト買い替えのタイミングでアイシティに足を運ぶという方に向けて、ここからはアイシティで購入できる有名メーカーのコンタクトの一部をご紹介します。
こちらでご紹介するコンタクトは通販サイトでも購入できるので、通販サイトとアイシティの実店舗、場合によって使い分けたい方も安心して使えます。
ジョンソン&ジョンソンの商品例
世界で初めて使い捨てのレンズを販売したと言われる有名メーカーです。
次世代素材のシリコーンハイドロゲルを使った、疲れ目と乾燥に強い商品です。
繊細なデザインが瞳に馴染む、カラーバリエーションが豊富なカラコンです。
クーパービジョンの商品例
国内市場第2位のシェア率を誇る海外メーカーです。
角膜細胞をモデルにした保水成分でうるおいが長くキープされる商品です。
汚れに強く、 14日間快適に使える2weekタイプの商品です。
ボシュロムの商品例
コンタクトをはじめ、幅広いアイヘルス製品を取り扱っているメーカーです。
酸素透過率163Dk/t値。目への負担が少ない商品です。
非球面レンズデザイン採用でにじみやぼやけを軽減。鮮やかな見え方を叶える商品です。
こちらにない商品も、クリアレンズからカラコンまで、様々なコンタクトが販売されています。取扱商品は公式サイトに掲載されているので、チェックしてはいかがでしょうか。
また、アイシティについては過去のコラムでもご紹介しています。併せてご覧ください。→【店舗紹介】アイシティ~利用者1人ひとりにあったサービスの提供~